Gendai Reiki Forum
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つれづれの記(2004年如月)

 2004,2,29

楽鍼会(鍼灸師とレイキ関係者の1泊研修懇親会)が終わった。今回は、猪名川町の岩屋館が会場で、レイキ関係の若い女性が多かったのが特徴。鍼灸師のメンバーは、2人を除いてレイキヒーラーだったが、当然のことながら、レイキ関係者のすべてが鍼灸師というわけではない。しかし、和気藹々と、楽しい1泊行事だった。
1日目の研修が終わると、屏風岩を眺めながら大浴場で汗を流し、牡丹鍋(猪)料理の夕食会。その後は大部屋に集まって、各種治療の体験会や、懇親会などが延々と続く。翌朝は少し二日酔い気味だったが、飛び上がるほど熱い露天風呂に入ると、体の芯からすっきりするから不思議だ。

朝食後、レイキを楽しんでから午前10時に解散。近くに住む長男夫婦が迎えに来てくれた車で、芦屋の自宅へ帰る。
昨日は、私が不在の間に長男が新しいパソコンを購入して搬入し、帰宅と同時に使用できるように設定してくれていた。実は、2月22日のセミナー後、メールがだんだんおかしくなってきた。ワードだけは使えるものの、インターネットがダウンしてしまい、同時にホームページビルダーも、データもすべて消滅した。これは、2,002年1月以来のできごとである。
そのときは多くのことを学んだが、今回もまた、各種の学びをさせられることになった。

インターネットが使えなくなり、先週1週間は三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)の状態で不自由したが、新しいパソコンの購入で、ようやく自分のドメインが使えるようになった。今までのパソコンも、購入したときは最新のXPだったが、性能は日進月歩のようで、2年前のものとは使いやすさが格段と向上している。しかしメーカーが異なると、少し勝手が違うので、慣れるまでに若干時間がかかりそうだ。

原因は、2年前と同様、セキュリティシステムのトラブルである。一昨年からウイルススキャンを導入し、まったく問題は起こらなかったが、昨年12月にyahooから案内されたシステムを導入してから動作が重くなり、勝手にアクセスを拒否したりしているうちに、完全におかしくなった。従来使っていたウイルススキャンの残党と、新しいシステムとが各所でトラブルを起こし、結局インターネット全体が使えなくなってしまった。

パソコンが使えるようになったので、まずホームページを復活させた。
新しいパソコンに、ホームページビルダーをインストールし、公開しているホームページのサーバから、すべてのデータをダウンロードした。2年前は一つ一つ再入力し、完全復旧までに5日間を要したが、今回は全体の内容チェックを含めて約2時間で完了した。

それは良かったが、メールソフトがダウンしている間に、約300通の受信メールが溜まってしまい、返信が必要なものが大部分なので、すっかり皆さんに迷惑をかけてしまった。
返信はできるだけ簡単に、とりあえず返信することを優先しているが、メールの渋滞解消は、かなり先になりそうだ。 

今年も、今日で6分の1が終了したことになる。
1月は平穏無事に経過したが、2月に入ってから現代霊気法を伝えている海外のマスターの間で議論が起こり、火の粉が降りかかってきたので、黙って見物しているわけに行かなくなってしまった。

発端は、カナダのR氏から、現代霊気法の遠隔講座について、頭が痛くなるような長文メールが来たこと。
それによると、

@最近、R氏が行なっている「現代霊気法の遠隔レイキ講座」について、彼の掲示板に質問が寄せられた。

Aそれに対し、日本在住のアメリカ人D氏が、次の趣旨の掲示板発言をした。
 *土居先生と稲本先生は、遠隔アチューンメントを認めておらず、講座のプロモーションに先生の名前が出ないように  希望している
 *遠隔アチューンメントは第3チャクラを活性化するが、受け手に完全なアチューンメントをすることはできないと、土居  先生と稲本先生が言っている(土居註:私はそのようなことは言っていないので、百天さんかD氏の意見かも

BR氏の返事は
 *土居先生から遠隔アチューンメントについて何も連絡をもらっていない
 *海外の現代霊気マスターは大変な旅をする以外、全くサポートを受けることができない
 *遠隔アチューンメントに関する新しい方針が急に決まったのなら、海外のマスター達、特に現代霊気の普及の中心  的な役割を担っているTと自分には、直接連絡があるべきだ
 *何の発表もせず、突然教えている霊気法の方針に変更を加えることは詐称的な行為であり、西洋で現代霊気ヒー   リング協会のスポンサーをしている自分の責任問題でもある

 最後はD氏に対し 「土居先生や稲本先生から公式の発表がないのに、事実に反する情報を流すな」 と、殆ど脅しの  ような一文で締め括られている


その後も、議論が続けられ、「議論のポイントが少しずつずれ始めているようなので、現代霊気法として明確な意思表示をすべきだ」という複数のアドバイスが寄せられたので、その声に応えることにした。
とくにR氏は、「自分が現代霊気の普及の中心的な役割を担っている」「西洋で現代霊気ヒーリング協会のスポンサーをしている」などと、とんでもないことを言い出しているので、この点も明確にする必要があると思われた。

私は、遠隔伝授そのものを問題にしたのではない(好ましくないとは思っているが)。R氏が自分の開発したT-レイキを教えるのであれば、遠隔アチューンメントをしようが、何をしようが(1分間臼井先生の写真を見てアチューンメント終了と決めているそうだが)、私の関知するところではない。しかし、禁止している現代霊気法の遠隔伝授をやっているとなると、無視できない。

R氏が、現代霊気法の通信伝授を、私に無断で始めたことを知ったのは、ずいぶん後のことだった。しかし、各地のマスターたちからの問合せには、「彼の責任においてやっていることだから、好ましくないが私は関知しない」と、むしろ彼の立場を擁護してきた。しかし公開論争が始まると、R氏が自分の責任でやっていることを認めず他へ責任転嫁する態度が明白になったので、誤解を避けるために公式見解を出さざるを得なくなってきた。


余談だが、R氏はリアムというニュージーランド人から、「完全な臼井霊気療法学会システム」を学び始めたという。それはよいとして、R氏の信奉するリアムという人物の経歴が、得体の知れない(確認不能の)ものである。

リアムは1993年に交換留学生として来日。一年間京都に滞在してYoshinori Takidaという京都地区の師範から学び、当時の会長・小山先生からも霊授を受けた。京都滞在中は毎週開催の霊気の集いに参加し、やがて奥伝を教わった。ニュージーランドに帰国後も、タキダ先生から週に一度の遠隔霊授を受けた。1995年に神秘伝を受け、1997年にタキダ先生はニュージーランドに出向き、リアムを師範にした。同時に教えることを認可した。(このくだりは、林先生が高田はわよに伝授した話とそっくりである)

小山先生が亡くなられ、タキダ先生は新会長近藤先生の方針に感心せず学会を退いたが、京都で教え続け、週一回の集いを開催した。タキダ先生は昨年亡くなられた。しかし霊気は2人の息子(師範)と奥さん(神秘伝)によって継承されている。最近、リアムは臼井霊気療法学会の完全なるシステムを北米で教えることに同意した。6月にバンクーバーで、そしてアメリカの2箇所で開催する。3日間コースで初伝、奥伝、神秘伝を学び、一年後に師範を学ぶ。


R氏は、最近まで臼井道(臼井先生の直弟子で、現在100数歳になる奈良の寺院の尼さんから伝えられたという)ものに心酔し、 「これが本当の霊気だ」 と信じて、その指導者をURRI KANADA 2002とURRI DENMARK 2003に講師の1人として参加させた。これではURRI参加者を混乱させることになるため、以後のURRI に私は出席しないことにしたが、性懲りもなく、また新しい玩具を見つけ出したようだ。

1年以上前にR氏からこの情報がもたらされたとき、学会本部で確認したが、タキダ・ヨシノリの名は誰も知る人がなく、その時点でR氏に「学会師範としては、タキダ氏は存在しない。現在の学会師範でも、古くからの会員でも、タキダ氏が良く知っている人の名前を教えてもらえば確認することが出来る」と連絡した。

そのときR氏は「誰も知らないというのは不思議です。リアムを通じて、タキダ氏から、そちらへ連絡するように手配してみます」といっていたが、しばらくして「タキダ師範は亡くなられたそうです」という返信が来た。聡明なR氏は、この時点で怪しげな情報と気づいて当然だが、彼もまた未確認情報の虜になってしまい、「小山会長も、遠隔伝授を認めていた」などと言い出す始末だ。

これは、R氏だけの問題ではなく、日本国内でも(著名な外国人と組んで)似たような動きがないわけではない。
レイキに求めるものが、臼井先生の真の教え(安心立命への道)ではなく、「いかに多くの人が関心を持つセミナーができるか(営業が成り立つか)」というところにあると、ことさらに大きく見せようとして、系統や資格を誇大に偽ってしまう。


今回の公式見解は、R氏だけでなく、すべてのマスターに対して 「現代霊気法について、勝手なことをするな」 と言って
いるわけで、R氏は私の方針が変更になったと不満を持っているが、もともと相談を受けたことも、許可したこともない。権利意識にうるさい西洋人なら、自分に権限があるかどうか、理解しているはずだと思う。

いきなり、「遠隔伝授についての公式見解」がアップされ、何のことだろうと首をかしげている方のために、一応の背景を説明した。
「よく明確に意思表示してくれた」「まったく同意見だ」という海外からの声が、数多く寄せられている。


                                 


        海外の日本人マスター


                                                        現代霊気ヒーリング協会