Gendai Reiki Forum

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つれづれの記(2002年師走)
                                 
                                 

 2002,12,23

今年も、あと数日を余すばかりとなった。私の主催する行事は、15日(日)の交流会をもってすべて終了したので、日ごろ処理できなかったことに、少しずつ手をつけている。
また、他のマスターが主催する交流会にも、普段は参加することが難しいので、この機会に出来るだけ参加している。

今年は、海外のマスターたちとの交流が多くなるという予感があったが、これは的中した。私は外国語ができないので、翻訳の苦労を考えて、できるだけ簡潔な返信を心がけているが、相手はそんなことにお構いなく、関心のあることについては、次から次へと質問の矢を放ってくる。その結果、
海外の窓口を引受けてくれている名取さんに、大きな負担をかける結果となっている。

私が関心を持っているのは、臼井先生や歴代会長の経歴ではないし、また臼井霊気療法学会を離れた人たちの消息でもない。大切なのは、霊気療法から何が得られるかという点である。海外のマスターたちは本当にレベルの高い人が多いと感じるが、中には的違いの情報に振り回されたり、霊気療法の本質と無関係のところに興味を持ってそれを追い続けている人もいる。私たちを悩ませるのは、そのような人たちである。

一例を挙げれば、「海外のある寺院から臼井先生の日記が発見され、その中に霊気療法の思想や技法がすべて記録されていた」というのが、典型的な1つのパターンである。
別のパターンは、「臼井先生の直弟子で、神秘伝を受けた人から習った」というもので、この例は非常に多く、いろいろな名前が出てくるが、いずれも検証不能のものばかりである。

もちろん、検証不能と言う理由だけで、否定することは出来ない。その内容が真に価値あるものであれば私たちも進んで取り入れたいと思うが、殆んどの場合そのような内容はなく、「臼井先生が指導された大宇宙との一体化や、大安心の境地に導く効果的な技法や思想など」については、まったく示されていない。

また、臼井先生から伝わったと称する霊授の技法も、「現代霊気法の霊授の手順に、1つ余計なものを加えただけ」という手軽なものが多い(外国だけの発想とは言えないが)。
そして、シンボルはヴォルテックスのものとまったく同じ。マントラは、従来のものから子音を抜いたもの(母音だけ)や、従来のものを赤ちゃん風に(カタコトに変形させて)発音するだけというころもあって驚かされた。しかも、「このマントラは、パワーがあるから本物だ」という理由で、一定の信奉者を集めているのだから、首をかしげたくなる。

来年のURRI DENMARK 2003は、デンマーク第二の都市オーフス市から50キロのところにあり、デンマークのハートチャクラと言われるRy(リユ)市において、9月19日からスタートすることに内定した。1999年にバンクーバーから始まったこの行事も、これで5回目となり、イベントの内容もほぼ定型化した。誤り伝えられていた霊気療法の真実を、日本から再発信するという試みも成功裏に進行しており、私の役割も終わりに近づいたと感じている。
さまざまな国から招待を頂いているので、来年はデンマークのあと幾つかの国を訪問して(少し長旅になるかも知れないが)、 これで一切の海外イベント参加に終止符を打ち、国内での活動に専念したいと願っている。

この3月にスタートしたGHHAも、来春はNPO公益法人化の見通しとなり、関西支部も正式に発足する運びとなったのは、喜ばしいことである。
1月4日は、GHHAの新年行事参加のため福岡へ行くことになっている。翌5日は、北九州(中間市)での交流会にも参加する予定。
これから、日本国内での活動が大切になると感じている。


                     
      新年へ


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