Gendai Reiki Forum

つれづれの記(2011年3月/弥生)



 2011,3,12

 昨日の芦屋は比較的暖かく、好天に恵まれていた。
午後1時過ぎから近くの喫茶店に行き、4月の国際イベントについて、担当理事の田口さんと打合せ しているとき、東日本巨大地震 (東北地方太平洋沖地震) のニュースが飛び込んできた。

 一瞬、1,995年1月に発生した阪神淡路大震災を思い浮かべた。
死者6,434人 (うち兵庫県内6,402人) を数え、ここ芦屋も激震地で大きな被害を受けたが、あのときは被害の大部分が兵庫県に集中していたのに対し、今回はかなり広範囲で、地震のあと各地で津波が発生し、被害はどんどん拡大しているので、 被災地の方々の安否が気遣われる。 報道では、死者・行方不明者はすでに1,000人を超えており、被害の全容はまだ把握できていないという。

 情報は世界中に伝わっているようで、かなり早い時間から、複数の マスターを通じて、イタリア、アルゼンチン、フランス、スペイン、 チリなどのレイキの仲間たちから、気遣いと励ましの言葉、遠隔レイキ などが送られて来ている。
被災地への心からのお見舞いと、皆さんのご無事を祈るばかりである。

 このような時期で、各地の行事は中止または延期となっているものが多いが、 明日は四国交流会が計画されているので、これから香川へ向かうことにする。


  2011,3,17

 四国交流会は、午前のヒーリング体験会を含めて、現地スタッフにより運営された。
私は午後の交流会から参加したが、とても良いエネルギーの中で進行し、最後に全員で被災地への祈りを発信した。 懇親会も、いろいろな課題を持った人たちと話し合うことができて有意義だった。

 地震発生から7日目を迎えたが、津波の発生と、原発事故で事態は悪化している。
死者・行方不明者を合わせて13,000人を超えたという。 4月15日開幕予定の京都のイベントまで、1ヶ月を切った。
10ヶ国から50名余の参加申込みがあると聞いているが、そろそろ出発準備をしている時期だ。

 このような時期に海外の仲間たちを迎えて不安なく開催できるのかという危惧や、このような時期だからこそ開催してレイキの光を発信すべきだという、それぞれの思いが錯綜したが、運営に当たる理事が被災したり、参加申込者が被災地にいたり、なによりも原発事故が終息しておらず、今後の見通しが不透明であることなどから、1年先の開催を目途に今回は延期することになった。

 これまで精力的に準備に当った理事の人たちや、出演を快諾されていた方たち、ボランティアを予定していた人たち、開催を楽しみにしていた国内外のレイキ関係者にとって、本当に残念な延期だが、日本全体が緊急事態にあるという現状から、やむをえない決定だと思う。

 なお、いろいろなところから、調和のエネルギーの発信や、被災地に向けての祈りの誘いが寄せられている。
何か出来ることをしたいと、居ても立ってもおられない気持でいる方も多く、自分の気持に合うところと一緒に祈りを発信することも有意義だが、私は「宇宙平安の祈り」を勧めたい。

 まず 「大宇宙、大生命、光の存在たち」 に呼びかけ、「レイキの力によって、全宇宙が平和でありますように、生きとし生けるものが幸せでありますように。 私たちを取り巻く環境や一人ひとりの心が、安らぎと調和に満ちたものでありますように」 と、すべての生命、すべての存在に向かってレイキを発信する。 これを、いつでもどこでも、可能なときに何度でも発信すれば良く、私は 「これが最高の祈りであり、愛と調和と癒しのエネルギーの発信である」 と思っている。


  2011,3,25

 20日の芦屋交流会は36人の参加で、地元関西のほかに東京、静岡、愛知、福井などからも参加された。
東京の方は、「停電などで会社が休みになったので、この機会に関西へ旅行することにした」 ということだった。今回の交流会参加費は、当協会からの寄付金を加えて、被災地への義捐金として寄付させていただいた。

 参加者の皆さんと一緒に 「宇宙平安の祈り」 を発信したが、これに 先立って次のように説明した。
『現代レイキのヒーリングは、その人の完全な状態を取り戻す (命が光り輝やく) という点に意識を設定し、患部 (異常のある個所)や症状などを対象にしませんが、今回の場合でも同様です。 地球を1個の生命体と考えると、さまざまな要因から東日本に異常が発生したわけで、必ずしもそこだけの問題ではないと思われます。 そのような考えから、私は全体の調和が回復することを願って 「宇宙平安の祈り」 を発信しています。 私自身は、折に触れて発信しますが、午後9時の発信が多いです。』 

 4月の京都でのイベントは延期されたが、この機会に予定どおり来日したいという 方たち (ロシヤ8名、スペイン8名、フランス1名) がいるので、事態がよほど 悪化しない限り、次のように対応することにした。
@ 17日(日)の芦屋交流会は、「国際交流会」 にする
A 18日(月)は、希望する日本の人たちと一緒に鞍馬へ同行する
B 要望があれば、20〜22日にマスター対象のセミナーを開催する

 このところ、外国のマスターから地震・津波・原発事故に関する見舞いのメールが多いが、昨夜ルーマニアのマスターから、丁重な気遣いのメールを受け取った。 それによると 「生命の危険を避けるために、当分の間、ご家族と一緒にルーマニアに避難されませんか。3室のアパートを準備します」 という内容で驚いた。

 翻訳してくれたブカレスト在住の日本人の方によると、「ルーマニアのテレビでは、日本の災害に同情する市民の声も多く聞かれ、被災者に自分の家の空いている部屋を提供したいという人たちもいます。また黒海沿岸の町では、何百人もの人が集まって海に向かい、日本の被災者のための祈りを捧げています。彼の提案にも、そのような雰囲気が反映されているように感じました」 ということだった。
 世界の多くの人たちが、自分のことのように気遣ってくれている様子がうかがわれて、心強く感じた。



             


海外の日本人マスター

                                                        現代霊気ヒーリング協会