Gendai Reiki Forum
◆大阪〜バンクーバー
「URRI CANADA 2002」は、’99年の発足以来4年ぶりに、カナダの地で開催されました。URRI 主催のワークショップとしては第4回目に当りますが、今回はバンクーバーではなく、カナダ経済の心臓部といわれるトロントでの開催となりました。 私たち(私と百天和尚)は、9月24日の夕刻、カナダ航空で関西空港を飛び立ち、一路バンクーバーへ向かいました。約9時間のフライトを経て24日(誤植ではなく、時差の関係で戻ってしまうのです)の朝、バンクーバー空港に到着。空港には、カナダ・レイキアライアンスの役員(現代霊気法マスターでもある)リックさんが出迎えてくれました。 リックさんの運転する車で、イングリッシュ・ベイに面したシルビアホテルに到着。ここはノース・ショアの連山や、落日の美しさで有名な静かな湾で、昔(日本の明治時代)からの海水浴場でもあり、 シルビアホテルはその頃から存在した最も古い建物です。ツタに覆われたシンプルなレンガ造りの建物は、国の歴史的建造物に指定されており、この湾の周辺では国際マラソンや、国際花火大会なども開かれています。 ◆バンクーバー〜トロント 9月25日の朝、リックさん夫妻が迎えに来てくれたので、夫人の運転する車で空港へ向かいました。ここで、通訳を務めてくれる新井恵美子さんと合流。 新井さんは、もとJALのスチュワーデスで、20年位前にカナダの永住権を取得し、現在はバンクーバー郊外に居住しておられるとか。ここからトロント空港まで、約4時間の空の旅となります。 トロントは、カナダの東の玄関であり、金融やビジネスの拠点として機能しています。 その中心街に近いジャービス通りに面し、ダンダス通りとクィーン通りにはさまれた場所に位置するトロント・グランドホテルが、これからURRI と関連行事が行われる会場であり、私たちが約10日間を過ごす生活の場でもあります。 ◆ナイアガラ〜市内観光 9月26日の早朝、私たちはURRI CANADA 2002の参加者とともに、ナイアガラ観光に参加しました。 URRIのオープニングは、明日の夕方からなので、まだ到着していない人が多く、参加者は20人弱でしたが、私たちは壮大な大自然のエネルギーに触れて、思い切り リフレッシュすることができました。ここでは、URRI参加メンバーではおなじみのレベッカさんや、クリスタルさんとも再会しました。 レベッカさんは、白地に赤で 「日本人になりたい」 と染め抜いたTシャツで、私たちを和ませてくれました。 クリスタルさんは、Reiki Teacher の下に Central States Gendai Reikiho と印刷した名刺をくれました。 「日本人になりたい」レベッカさん 9月27日(金)は、朝から雨が降り続き、寒い1日となりました。 この日の17:30から参加者の受付が始まりますが、それまでにCNタワーへ登って、544.5m の展望室から近郊一円を眺望しようということになっていました。視界が良い日には、半径150kmの範囲が手に取るように眺められ、ナイアガラの滝の水しぶきも見られると聞いていましたが、雨のためほとんどの人が参加を取り止めました。 昼過ぎから、URRI CANADA 2002に参加する人たちが、各地から次々に到着し、ロビーやレストランは大賑わいとなりました。 ◆ワークショップ 9/27〜29(金〜日) URRI CANADA 2002は、9月27日(金)夕刻から始まり、9月29日(日)19:00まで、80名余の参加者により、次のスケジュールで進められました。 講師とスタッフたち
今回のワークショップでは、昨年のマドリードと同様に《霊気療法の真実と、臼井先生の心》が、メインテーマとして選ばれました。 カルナレイキでおなじみのウイリアム・ランド氏と 今回の参加者の特徴は、ウイリアム・ランド氏を始め、レイキの著書がある著名なマスターや、高田はわよ先生が養成した22名のマスターたちから習った人(本当の意味で「正統派海外式レイキ」と呼べる人たち)が多かったこと。 またデイブ・キング氏のように、未確認・未検証の臼井情報をもとに「臼井道」というレイキを 広め、欧米に一定の信奉者を持っているユニークな人の参加があったことなどで、大いに盛り上がりを見せました。 ◆マスターセミナー 9/30〜10/3(月〜木) URRI終了後、参加者の多くは帰途につきましたが、受講を希望するマスターたちのために 今回の3人の講師によるセミナーが、事務局主催で次のよう開催されました。
リグラー氏のセイキムレイキ・セミナーは、受講申込み者がなく中止されました。 ◆バンクーバーでの日系人レイキ交流会 10月4日(金)の朝、私たちはトロント空港からバンクーバー空港へ向かいました。 空港には、リックさんの奥さんと、三女のステファニーさんが迎えに来てくれていました。 私たちはその車で、10日前に宿泊したシルビア・ホテルへ入りました。 明日は、日系人を中心としたレイキ交流会に参加するというので、リックさんに「なにか準備しておく必要がありますか」と尋ねたところ、「とくに準備はいらない。ちょっとだけ挨拶してもらえば良い」ということなので、安心して部屋に入りました。 部屋に入ると、URRI が無事に終わったという安心感からか、どっと疲れが出て、そのまま眠ってしまいました。目が覚めたのは、百天さんから「そろそろ夕食に出かけますか」という電話がかかったときでした。 その晩は、10日前に食事に行き、すっかり気に入った 「たんぽぽ」 という寿司店で、豪華な寿司の盛合せを注文し、日本酒の熱燗を4合ほど飲んで(百天さんは飲まれませんが) 、すっかりリラックスして就寝しました。 翌5日(土)は、リックさんが迎えに来てくれて、交流会場に向かいました。会場は東本願寺系の仏教会館で、昼前に到着しましたが、すでにかなりの人数が集まっていました。 リック夫人、ステファニーさん、通訳をしてくれた新井恵美子さんも、受付の席にいました。 参加者の多くは日本人のようでもあり、違っているようにも感じました。何人かの人が日本語で話しかけてくれました。 著書の英語版を発行している出版社の社長、宮坂さんの姿もありました。彼は、リックさんから現代霊気法を学び、最近マスターを取ったということです。 ビクトリアから団体で来たという人たちや、国境を接しているアメリカのシアトルから来たというグループの人たちが、それぞれ日本語の私の本を持っていて、サインを求められたのは意外な感じがしました。 参加者の数は60人余りだと思いますが、始まるにあたってリックさんから、「午後1時から5時まで時間があるので、適当に休憩を入れながら進めてください。やり方はすべてお任せしますので」と言われて驚いてしまいました。 昨日リックさんに確認したときは、何も準備は要らないといわれたので、リックさんが中心になって進めてくれるのだろうと判断して、資料などまったく持参せず、お客様のような感覚で参加していたからです。「話が違う」と、百天さんと顔を見合わせたのですが、今さら逃げることもできず、ぶっつけ本番で進めることにしました。 まず挨拶から始まって、光と祈りの瞑想(これは参加者に配布した資料の中に、英語バージョンが入っていたので、百天さんに朗読してもらいました)、レイキと私との出会い、日本のレイキ界の現状、GHHAやURRIの話、伝統霊気療法と西洋式レイキ、現代霊気法などについて紹介し、適当に休憩を交えながら進めました。 ときどき冗談を言うと、全体の4割くらいから笑い声が上がり、百天さんが英訳してくれると残りの人たちから笑い声が上がるので、半分近くは日本語が通じると分かりました。 日系人が中心でしたが、中国人も混じっており、レイキは初めてという方もいました。それらの方々も、霊授や各種浄化技法は一緒に楽しんでくれました。マスター資格を持った人は、約20人でした。参加者の多くがインターネットを駆使し、私のホームページを見てくださっていることを知りました。私と百天さんは、何度も皆さんと一緒に、写真に納まりました。機会があれば、再会したいと思います。 終了後は、皆さんとの交流の思い出を胸に秘めて、スタッフやリックさんたちと中華料理店で夕食会をしました。 ◆カナダレイキ協会、バーバラ会長との夕食会 10月6日(日)は、カナダに着いてから実質的に初めての休日となりました。 帰り支度の荷物をまとめたり、部屋から外を眺めたり、テレビを見たり、本を読んだり、本当にのんびりした1日を送りました。百天さんからも、一緒に食事に出るとき以外は、連絡がありませんでした。 7日(月)は、昼前にリックさんが迎えに来て、夕方まで、スタンレー公園を案内してくれました。ダウンタウンの西端にある総面積400ヘクタールの公園で、一歩中に入ると深い森や広々とした芝生が続き、都市の中心とは思えない静寂に包まれている不思議な空間です。ここで夕方まで過ごした後、CRA(カナディアン・レイキ・アソシェーション)の会長であるバーバラ・ハドソンさんと、日本料理店で夕食会をしました。 バーバラさんは、そのままフラメンコ・ダンサーといっても通用しそうな、容姿の美しい女性でした。 カナダのレイキ界も、かつてはさまざまな系統やスクールが乱立し、まとまりのない状態だったそうですが、関係者の協力で、CRAとしての統一組織が出来上がっているそうです。 現在の日本の現状を振り返って、とても羨ましく感じられました。 次回のURRIでは、カナダの状況 (混乱状態から、統一組織ができるまでの経過)を皆さんに紹介して、各国のレイキ関係者が協調できるよう呼びかけてはどうかと提案したところ、行く機会があればどこにでも出かけて、体験談を話したいと言ってくれました。 この呼びかけが成功して、近い将来、各国にRA(レイキ・アソシェーション)が立ち上がり、国際的な連合体ができることになれば、素晴らしいことだと思いました。 その場合、日本はJRA (Japanese Reiki Association) ということになり、日本中央競馬会と間違えられると困る、と 冗談を言ったものでした。機が熟すれば、GHHAの活動と同時に、このような動きにも協力しなければならないでしょう。 いろいろと意見交換しましたが、カナダでの最後の夜は、非常に爽やかなものを、私たちに与えてくれました。(つれづれの記-10月に、URRI 関連情報) 次回のURRI 2003は、デンマークで行われることが内定しています。
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