つれづれの記(2008皐月)
♪ 2008,5,2
明日から、ゴールデンウイークの後半を迎える。
私は、3〜4日はセミナーである。
ちょっとした手違いで、つれづれの記の4月の最後が尻切れに終わっているが、これは次のように続く。
20日(日)は芦屋での交流会があり、41名の方が参加された。
参加されたマスターから、レイキの社会認知に関わる素晴らしい情報がもたらされた。守秘義務があるため、具体的な名称は省かれたが、刑務所での再犯防止の職業訓練(自立支援)プログラムの一環として、現代レイキも参加できることになったということだ。イギリスやスペインでは、数年前から刑務所へのボランティアが活動しており、良好な結果につながっているというが、これがきっかけとなって円滑な社会復帰と再犯防止に貢献できれば素晴らしいと思う。
♪ 2008,5,7
昨日で、ゴールデンウイークが終った。
3〜4日のセミナーは、連休中のため参加者が少ないと予想していたが、土曜日は22名、日曜日は18名で、昨年の5月とほぼ同様の人数となった。
毎回再受講に参加している人、隔月参加の人の顔もみえる。
また、再受講に前日申込み、翌日キャンセルという人もあってさまざまである。近くの人にとっては、都合がつけばいつでも参加でき、予定が入ればキャンセルすれば良いという気安さがある。 私は、レイキの学びと実践を生涯教育ととらえているので、それで良いと思っているが、気軽に参加できにくい遠方の方には申し訳ないと思う。
中には、外国から (もちろん国内各地からも) 定期的に参加される方もいるので、必要なときは自然な形で参加できるのだろうと思う。
そのため、再受講を単なる復習に終らせないために、たえず現代レイキを進化させ続け、参加して良かったと実感していただきたいと心がけている。受講後、2年以上間隔の空いている方は、ときには都合をつけて参加し、新しい気づきを持ち帰ってほしいと思う。
初日は、芦屋市民センター全体が閑散としており、私のセミナーを含めて行事は3つだけだった。
2日目は少し多かったが、それでも2桁には至らなかった。2日とも全国的に気温が上がり、各地で30℃を記録する真夏日となった。その中を、関西のほかに関東、中部、北陸などからも参加され、新しい認定マスターが6人誕生した。
1日目終了後の懇親会も10人参加して、セミナーの番外編をくりひろげた。
セミナーでは、時間の関係で参加者の交流に限界があるが、懇親会では制約が外れるので、ここから真の交流が始まることが多い。一応2時間程度を予定しているが、この日は真夏日だったこともあって大いに盛り上がり、ビールやカクテルなどのほかに赤ワインのボトルが5本カラになり、あっという間に楽しい時間が経過した。しかし、翌日遅刻した人がいなかったのは流石というべきか…。
♪ 2008,5,9
いつものことながら、話が前後してしまったが、4月29日(みどりの日)に祝賀パーティが開かれた。
主賓は私と家内で、主催は子供や孫たち。今年2月に金婚(結婚50年)を迎えたが、スペイン訪問や、帰国後も決算などで多忙な日が続いたので、ようやく一段落した時期に内祝いをしようということになったもの。
参加者は、私たち夫婦に、子供3人とそれぞれの配偶者、孫が3人で計11人。
パーティは、午後1時からホテル・グランヴィア大阪のパーティールームで約2時間。その夜は、ホテル・リッツカールトン大阪に宿泊することになっている。
送られてきた式次第を見ると、結婚披露宴さながらに、祝辞や挨拶などが組まれている。
少し大げさだと思ったが、子供たちの好意を受けて、進行に任せることにした。 パーティールームには、2人の世話係が待機してくれている。初めて知ったのだが、このような席では、50年経っても 「花婿、花嫁」 と呼ぶ慣わしになっているそうだ。
長男の司会でスタートし、長女から花束贈呈、私から挨拶、次男の乾杯と続いて宴会に入り、途中で参加者から一人ずつ祝いの言葉を貰ったが、家族だけの集まりでの挨拶は、互いにやりにくそうだった。
私は、日ごろ感じていることを淡々と話すことにした。全員が健康に恵まれていることの幸せ、それぞれが円満な家庭を持ち仕事にも恵まれていることの幸せ、私個人に限って言えば定年後も役割を与えられていることの幸せ、ただ感謝の外はない。
そのあと、全員でリッツ・カールトンに移動し、部屋で飲食しながら歓談した。
部屋が広いので、11人入ってもまったく狭さは感じない(本当は、宿泊者以外は入ってはいけないのかも知れないが)。夕方になって、近くのヒルトン地下の和食の店へ食事に行き、再びホテルに帰った。
陽が暮れて、36階の窓から眺める夜景は美しい。再び歓談しているうち、夜遅くなったので解散した。
♪ 2008,5,22
18日の芦屋交流会は、先月と同じ室で開催され、同じ41名の参加だった。
関西のほかに愛知、三重、徳島、松山、福岡からの参加もあったが、昨秋オーストラリア訪問でお世話になった田村さんも参加され、久しぶりに顔を見せた百天さん共々、旧交を温めることができた。
3月早々の関東交流会で上京したとき、脳神経外科クリニックの工藤千秋院長とお会いしたことを、3月のつれづれの記に書いたが、NPO現代レイキの会として5人のメンバーを選出し、クローバー・プロジェクトとしてスタートすることになった。クローバー・プロジェクトの名称は、くどう脳神経外科のシンボルマークである
「四葉のクローバー」 から命名したものという。
報告によると、5月15日に、プロジェクトメンバー4名が病院を初訪問した。
クローバー・プロジェクトをどのように進めるかについて、院長と話し合った結果、医療に取り入れていくために、とにかくエビデンスを積み上げていこうということになったという。
エビデンス(evidence)というのは、あまり聞きなれない言葉だが、英語で 「証拠」 「根拠」 「証明」 などの意味で、医学関係者やシステム開発関係者がよく使う業界用語という。つまり今回の場合は、「レイキヒーリングが、病気や症状に効果があることを示す証拠を得るために、検証結果を積み上げていこう」
ということだろう。
手始めに、職員の一人を被験者に選び、ヒーリーの情報をヒーラーにまったく伝えないで、エネルギー状態を判断。
これについては、4人のヒーラーの所見がほぼ一致したという。続けて、ヒー リーの脳波を計測しながら、15分間のヒーリングを行なった。
この結果については、すでに報告を受けているが、私は明23日の朝上京し、プロジェクトリーダーのChimoさんと病院を訪問して、工藤院長から直接説明を聞くことになっており、3ヶ月ぶりに工藤先生に再会できるのを楽しみにしている。
まずはヒーリングの状態を、医師立会いの下に医療機器で測定できたことで、大きな第一歩を踏み出すことになった。
23日の夕方から、大塚で元就出版社の浜社長と打合せ。
24日の午前は目黒でNPO現代レイキの会の総会、午後は交流会、夜は懇親会。25日の午前は理事打合せ会があり、午後帰宅する。
♪ 2008,5,29
23日は、午後1時半に品川プリンスホテルのロビーでChimoさんと合流し、一緒に大森のくどうちあき脳外科クリニックに向かった。
あらかじめ聞いてはいたが、一般的な病院というイメージではなく、癒しの空間という感じで、患者をリラックスさせるためのさまざまな工夫が凝らされている。
工藤院長から、先日のヒーリング時に収録した脳波の画像を再生しながら、解説していただいた。
顕著な効果が認められ、予想以上の結果が得られたが、今後各種条件を設定して計測を繰り返し、データを集積しなければならない。
今回は、15分間のヒーリングにおける脳波の変化だけが記録されたが、今後はヒーラーの動き(どこをどのようにヒーリングしているか)も併せて収録すれば、ヒーリングによる直接の変化が検証できる。
また、ヒーラーの脳波も同時測定すれば、ヒーリングによる両者の変化が解明される。 同一の被験者に対し、ヒーラーが変った場合の違い、シンボルを使用したときの変化の差、霊授やアチューンメントの効果測定、なども興味あるところだ。さらに、血流や血液の状態などの計測も、実施したい。 今後の期待は、大きく膨らむばかりである。
工藤院長から、私が訪問した機会に 「クリニックの職員にヒーリングを行い、その動きと脳波を記録したい」 という提案があったが、一応辞退した。
今回は、表敬と見学、先日の画像の説明を聞くだけのつもりで訪問したこと。折角、クローバー・プロジェクトがスタートしたので、各種テストやデータの集積はプロジェクト・メンバーを中心に進める方がよいと思う、などの理由を説明した。
ところが工藤院長は、この程度の説明では納得されず「私はこれから往診に出かけますが、体調の良くない職員が、ヒーリングを楽しみにして待機していますので、ほんの2〜3分でも…」ということで、私がヒーリングをすることになった。
実は、前頭部など1,2ヶ所だけを計測する器械が多い中、頭部全体をカバーし、ベータ・アルファ・シータの各脳波をグラフと立体画像で的確にキャッチする脳波計で、機会があればチャクラヒーリングの効果をテストしてみたい、という希望を持っていたので、トライすることにした。
ヒーリング時間は、約12分間。録画された画像を再生すると、さまざまな変化が認められたが、これは工藤院長の判定に待つことにした。
現代霊気ヒーリング協会