Gendai Reiki Forum


つれづれの記(2007皐月)

2007,5,1

 桜の季節が去って、近くの公園では藤の花が咲き初め、遊歩道ではハナミヅキが今を盛りと咲き誇っている。
今日から5月、ゴールデンウイークの真っ最中である。つれづれの記も、4月1日にアップして以来、久々の更新となる。

 先月は、8日(日) に大阪で 「NPO法人現代レイキの会」 主催の関西交流会、15日(日) に芦屋交流会、21(土)〜22日(日) に芦屋セミナー、という程度で、特別の行事があったわけではない。
 4月中旬に 「スペインレイキ協会」 主催の日本レイキツアーが予定されていたのだが、例によって連絡のないまま中止となっている。以前は、準備の都合でヤキモキした時期もあったが、アントニオ会長のルーズさにすっかり慣れて、なんとも感じなくなった。そのうち、何事もなかったようにやってくるに違いない。

 つれづれの記が更新できなかったのは、原稿書きに専念していたためだった。
オーストラリアのマスターたちが、NPO法人GRNA (Gendai Reiki Network Australia) を立ち上げて、9月にシドニーで発足記念行事が開催されることになり、私も訪問することになっている。その時期に合わせて、新しい本を出そうと言うことになり、4月末までに完成させなければならなくなった。

 翻訳の時間も必要なので、9月下旬に発刊するためには、4月末までがリミットと言うことだった。
スペインのツアーを迎えていれば、無理だと言うことはハッキリしていたが、お蔭様と言うべきか、昨日の午後原稿は完成した。2、3日頭を休ませて、初めから読み直し、連休明けには発送しようと思っている。


  2007,5,6

 今日で大型連休が終わり、明日から実質的に5月が始動する。
GWの前半は、比較的のんびり過ごしたが、後半は次男が孫 (3歳の女児) を連れて遊び来ることになり、それを知ったもう一人の孫 (長女の娘・中学3年生) が合流して、我が家は俄然賑やかになった。
 どちらの孫も、ときどき遊びに来ているようだが、私は土日に出張することが多く、年末年始は瞑想に出かけて不在だったので、約半年ぶりに会うことになった。

 2、3歳児の成長は早く、半年の空白の間に、見違えるように逞しくなった。何よりも、まったく泣かないのがよい。
中3の孫は、著書 「癒しの現代霊気法」 の中で12ポジションのモデルになっている子だが、身長は155pを超え、学校ではバレーボールをやっていてさらに逞しい。 次男にはもう一人、小学5年生の男の子がいるが、2年位前から少年野球に打ち込んでおり、練習が忙しくて来られないという。前に会ったときは 「補欠選手なので、出番が少なくてつまらない」 と不満を漏らしていたが、最近はレギュラーのピッチャーに昇格したとのことで、張り切っているようだ。

 明日から仕事や学校が始まるため、今日は朝の内に全員帰って行ったので、私も午後から始動することにした。
まず、4月末に完成した原稿の読み直しと、気づいた箇所の修正である。 これは、神経質になって修正し始めるとキリがないので、遅くとも火曜日位には完了させたいと思っている。
 続いて、来週末 (12、13日) のセミナー準備である。 といっても、先月の日程と接近しているためか、受講申し込みはあまり多くない。 これから、多少は申し込みがあるかも知れないが、いつもに比べると、ゆっくり学んでいただけると思うので、都合のつく方は再受講への参加をお勧めする。

 さて、翌週から翌々週にかけて、いよいよフランスからの 「日本レイキツアー」 を迎えることになる。
5月20日(日)は芦屋での国際交流会、26日(土)は東京での国際交流会で、私はいずれにも参加する。フランスの方たちには、日本の新緑の風物詩と、レイキ関係者との交流を、存分に楽しんでいただきたいと願っている。


  2007,5,21

 昨日の交流会はフランスの人たち(14名)を含めて87名、懇親会も53名の参加で賑やかだった。
海外のレイキマスターが、芦屋交流会に参加されるのは珍しいことではないが、レイキツアーのグループを迎えるのは、今回で3回目となる。
 最初はイギリスのアラン・スィーニー氏を中心とするイギリス在住のレイキマスターたち、あとの2回はスペインレイキ協会のアントニオ・モラガ会長を中心とするスペイン語圏のマスターたちで、いずれの場合も15名前後の参加者だった。

 スペインの場合は、殆どがアントニオ会長から学んだ現代霊気法マスターで、滞在中に2日間のマスター特別コース・国際交流会・鞍馬登山・臼井先生の生誕地(岐阜県)訪問・西方寺参詣と続くため、私も多忙を極めることになるが、今回は交流会だけなので特別の準備も必要なく、気楽である。 ただ今回は、26日(土)に「NPO法人現代レイキの会」主催の国際交流会が東京で開催されるので、25日に上京する。 (ついでに書くと、26日午前はNPO総会、27日午前は理事の打合せ会が予定されている)

 ツアー参加者は、パリ在住の岡本昌美さんからレイキを学んだ人たちが中心で(全員ではないが)、レベル2修了者からマスターまでと幅広い。自己紹介によると、参加者はフランスのほかにベルギー、イタリア、シリア、アメリカ出身などさまざまで、職業もヒーラー、法律関係、医療関係、ダンサー兼振付師、銀行員、投資家etc. バラエティに富んでいる。

 会場の設営は、早めに到着した人たちの協力で手際よく完了し、受付は、和歌山県から参加した下田マスター一家が引き受けてくれた。受付簿をみると、新潟、島根、松山などからも参加者があった。
 広い会場はほぼ一杯になり、定刻の午後1時半を迎えたが、まだフランスの人たちの姿が見えないので、時間待ちをかねて「自己浄化ヒーリング」をしようと音楽の準備をしているところへ、予定時間を約10分過ぎて到着した。

 早速、日仏国際交流会が始まったが、岡本昌美さんと事前打合せする時間が取れないため、
@日英対訳のCDを使用して「光と祈りの瞑想」からスタートするので、英語の分からない人には「エネルギーだけを感じていてほしい」と伝えてもらうこと。
Aできるだけ短い言葉で、区切って話すので、通訳してもらうこと。
 の2つを伝えて、 実質的にぶっつけ本番となった。
 このやり方は、一昨年11月にパリで開催されたURWN (Usui Reiki World Network) の講演会や、雑誌記者の私へのインタビューなど、岡本さんの通訳で経験済みなので、どちらも違和感なく進行できたと思う。またフランスの参加者たちは、岡本さんの表現(言い回し)に馴れていることもあって、ぶっつけ本番にしては最後まで順調だった。

 芦屋交流会は私が進行をリードするため、状況に応じて自由に変更できるので、 スケジュール表にとらわれず、思いつく ままに気楽に進めることにした。しかし、いつも楽しみにしている 「参加者のひとこと」 は、残念ながら時間の関係で、今回はカットせざるを得なかった。

 その結果、今回の進行スケジュールは、次のとおりとなった。
1.光の祈りと瞑想(レイキによる癒しの場の設定)
2.歓迎あいさつ、岡本昌美さんの紹介 《土居》
3.フランスでのレイキの現状 《岡本》
4.フランスの出席者紹介 《自己紹介と一言》  ※日仏以外の外国からの参加者紹介(ベトナム1、オーストラリア2)
    <休 憩>
5.質疑応答 《日本の出席者からフランスの実践者へ、フランス実践者から日本の出席者へ》
6.参加者への一斉霊授 《土居》
7.エネルギー交換 《日仏参加者のエネルギー交流》
8.エネルギー活性化技法の実践、遠隔ヒーリング 《土居誘導》
9.レイキ回し、レイキスパイラル(宇宙平安の祈りを含む) 《土居誘導》


  2007,5,29

 26日の午前中は、NPO法人現代レイキの会の定期総会。
前期の活動報告と会計報告、今期の活動計画が中心議題で、議事は順調に終了した。 終了後は、私の話の時間が取ってあったので、今回は 「五戒に対する、私の認識の変遷」 について、1時間近く話をした。

 五戒はレイキの真髄を教えているもので、「レイキの出発地点と目的地、そこへ到達するためのノウハウが示されている」 と、折に触れて話しているが、最初は私も五戒の重要性を理解しておらず、「怒るな、心配するな」 という至極当然のことを、会の指針として示しているに過ぎないという程度の認識だった。 そのような認識からスタートして、現在の認識に至るまでの変化の過程を、5段階に分けて説明した。
 最新の認識として、 「五戒は3つの部分から成り立っており、1つは目的地 (安心立命) に直行する高速道路、あとの2つは快適に走行するためのサービスエリア(不要なゴミなどを捨て、必要なものを補給する)」 と話し、その意味について解説した。
 安全にドライブするためには、ルール(自然の法則)に反しないことが必要で、それはレイキと響き合っているかどうかで分かる。レイキとの共鳴が薄れたとき、低い波動と共鳴して、事故に遭いやすい。軽く考えていた五戒が、実は気づきの宝庫であり、レイキと共鳴するためのノウハウ集だった。これからも、常に五戒を読み返し、気づきがあるたびに、セミナーなどを通じて伝えて行きたいと思っている。

 午後の関東交流会は136人の参加で、今までの記録となった。
参加者が多ければよいというものではないが、レイキに関心を持つ人が増えているのは、嬉しいことである。 スケジュールは、基本的に芦屋のやり方を踏襲していたが、昌美さんから 「フランスの人たちは、ヒーリング体験を望んでいる」 という情報が寄せられたので、急遽フリースタイルによるヒーリング実践を取り入れた。

  懇親会では、宴酣となったとき、色とりどりの美しい色紙(いろがみ)が配られた。
コースターと間違えて、紙の上にグラスを置く人もいたが、各テーブルで折り紙が始まった。早々と折り終えて、隣りの人に折り方をコーチする人。途中で分からなくなって、バトンタッチする人など、一気に盛り上がりを見せた。
 私は鶴を折ったが、やはり一番多かったのは、折り鶴のようだった。テーブルの上を見渡せば、首と尾の長いスマートな鶴もいれば、背の低い太目の鶴もいる、左右不揃いの鶴も見える。

 そこで、思わずつぶやいた。 「同じ紙を使っても、出来上がったものは同じではなく、その人の個性が現われる。レイキヒーリングも、同じエネルギーを使っているのに、同じ効果が現われるわけではない」
 それを、宴会部長の星野さんは聞き逃さず、「ぼつぼつお開きにしたいので、今の話を締めくくりに披露してください」と指名されてしまった。

 昌美さんから、MLに 「無事、パリに帰りました」 という報告と、皆さんへの感謝のメッセージが届いた。
長い文章だが、「10日という短い滞在でしたが、毎日のプログラムがかなり詰まっていて、3週間ぐらい日本に滞在していたように感じるほど、 みんなとても充実した毎日を過ごすことができました。 これから、この体験を消化するのに少し時間をとる必要があると話しあっていました 」 ということで、まずは実り多い訪日だったと思われる。

 交流会に参加された本多成龍さんから、「五戒ソング」 のCDを受け取った。
成龍さんの養成されたマスターである中屋敷さんから学んだ、つまり私のひ孫マスターにあたる高橋利幸さんという現代レイキマスターが、「五戒」 に曲をつけてギターで弾き語りしたものだが、聴きかえすたびに素晴らしさが実感される。
 何よりも、力みがなく自然に耳に入るのが良い。折に触れて聴いていれば、潜在意識の中にいつの間にか染み込んで行くという気がする。了解が得られれば、セミナーや交流会でも使いたい曲である。
 私は31日から、山梨県と長野県に行き、6月3日に帰ってくる予定。



                                      


         海外の日本人マスター

                                                        現代霊気ヒーリング協会