つれづれの記(2009年9月/長月)
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2009,9,5
日中は30℃を超える日が続いているが、涼風が心地よく頬を撫でて通り過ぎることが多くなった。
風がなくても、日陰に入ると痛いような暑さは感じられず、とくに朝夕は涼しさが増して、明け方は無意識のうちに布団を引き寄せることことが多い。いよいよ、豊穣の秋が近づいてきた。
先月末には、大方の予想どおり政権交代が現実のものになり、期待と不安の入り混じった新政権がスタートすることになった。 「今までの政権党が、あまりにも長く権力の座にあったため、馴れと癒着と腐敗が生じて、自浄能力を失ったことが今回の結果につながった」
というのが多くの見方だが、政権交代で明るい未来の展望が開けたかといえば、そう楽観的にもなれず、新しい政権党が不安いっぱいのスタートを切るということも、大勢の一致した見方だろう。
今までのように、「政権党を批判・攻撃していれば、ことが成就する」 というわけにはいかない。
また 「右から左まで思想の異る人たちの集りのため、意見の一致しない点は封印したまま進んできたが、政権を担当するようになれば逃げることはできない。数ヶ月で雲散霧消するのではないか」「国家の存立に関わることで、取り返しのつかないことをしなければよいが」
などとと懸念している人もいる。
しかし、新政権を選択したのは多数の有権者の意思に他ならない。
「一度やらせてみて、ダメなら変えればよい」 と言っていた人がいるが、結論はその通りだとしても、選択した人も責任の一端は担うべきで、単なる傍観者・批判者であってはならないだろう。
「国家が何をしてくれるかではなく、国家のために何ができるかを問おう 」 これは ジョン・F・ケネディの言葉だが、まさにその通りだと思う。 もし
「○○手当をくれるというから投票したが、支給の対象から外れたからもう変えよう」 というのであれば、あまりにも志が低い。
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期待できる点は、新鮮さ、しがらみのなさ、要するに未知の魅力である。
新しいことに挑戦するには、さまざまな困難が伴う。抵抗に遭ってモタモタすることがあるかも知れない。試行錯誤を繰り返すかも知れない。それは暖かく見守ることにしよう。取り組む姿勢があれば、そこを評価することにしよう。未熟な点は徐々に成熟度が高まっていくだろう。子供を育てるように、暖かく、しかも厳しく見守りながら、2大政党がそれぞれ成長して、その時期に適した政権交代がスムーズに行われるを楽しみしたいと思う。
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2009,9,18
12日〜13日のセミナーは、久しぶりに賑やかな顔ぶれとなった。
5月の新型インフルエンザ騒ぎから、参加者が少し減っていたが、今月は関西以外にも東京、埼玉、長野、愛知、金沢、広島、福岡、鹿児島などから参加され、さまざまな系統のレイキを学んだ方たちや、再受講に参加されている人たちとの新たな交流の機会となった。
20日(日)の芦屋交流会に向けて、資料作成にかかっている。
芦屋市民センターの別館が、耐震工事のため今月から休館になったので、その影響で本館の会場が取りにくくなった。毎年10月、11月は行事が多く会場確保に苦労するが、今年はさらに輪をかけて取りにくい。すぐ近くに商工会館があり、ここは普段から空いていることが多いが、市民センター休館の影響でここも満杯の日が多い。
今月は、まずまずの広さ (50名定員) の室を確保したが、10月18日はいつもより小さい部屋 (25名定員) となった。
それはそれで、今までと違ったやり方を工夫すればよく、2人1組、3人1組のヒーリング実践などを中心にすれば、臨機応変に対応することができる。
芦屋交流会は 「レイキの癒しの場の中で、自然治癒力を高める」 のが主目的で、そのあと「系統を超えて、レイキ実践者と交流する」 「エネルギーを体感し、レイキの理解を深める」
と続くので、何をしなければならないということはない。
問題は、11月15日の交流会である。
12月から本館の工事が始まり、来年3月まで会場が使えなくなるので、本年の交流会は11月が最終となる。 そのため、この月は特別プログラムとして、昨年同様、福引会なども開催したいと思っている。
9月16日に、11月15日の会場申込み受付が始まったが、残念ながら大きい部屋は確保できなかった。
申込者が複数のときは抽選になるが、私は受付開始時間に行ったことがない。必要なものは自然に与えられると理解しているからだが、今までそれで問題は生じなかった。昼食後に出かけ、空いている部屋を予約していたが、結果的に確保した部屋にぴったりの人数が参加されることが多かった。
今回は、交流会に適当な部屋は、まったく残されていなかった。
実際には、10月と同じ部屋 (25名定員) は空いていたので、これを確保しても良かったのだが、なぜか気が進まなかったので予約しなかった。
帰りに、JR芦屋駅前(南側)にラポックス・ホールという貸し会場 (50〜60名) を見つけ、問い合せたところ空いていたので11月15日の13:00〜17:00を予約した。
芦屋市民センターでの交流会は、来年4月に再開予定なので、交流会会場については一件落着した。
問題は、11月以降のセミナー会場である。セミナーの休止も考えたが、外国から来日する人たちは早くから予約しているので、中止することができない。日程だけは決めたが、どこが確保できるか今のところ分らない。確保でき次第、申し込まれた方に、直接連絡することになる。
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2009,9,28
この10日間、あっというまに経過した。
19日〜23日は、シルバーウイークと呼ばれる5日間の連続休日。 24日、25日は平日に戻ったが、すぐに土日の週末を迎えることになった。中には、連続9日の休日という会社もあったようだ。
26日(土)と27日(日)は、大阪の難波で 「NPO現代レイキの会」 主催の専門会員研鑽会が開催された。
初日の終了後の懇親会に途中から顔を出し、一部の参加者と会うことができたが、まだ暑さが残っている中、参加された皆さん、たいへんお疲れさまでした。
2日目の質疑の中で、レベル3のテキストにあるレイキ瞑想法について、参加者の一人から 「テキストにある手の形と、私 (土居) から個人的に聞いた説明が異なっているが、変更になったのか」 という質問があったようだ。
現代霊気法の技法の目的からいえば、手の形などどうでもよいが、今後も同じような疑問が出てくるかもしれないので、この機会に簡単に触れておきたいと思う。
今回の問題については、どこでどのようなタイミングで質問を受けたのか記憶が明確ではないが、 ときどき懇親会の席などで技法について質問を受けることがある。
そのようなときは、テキストを確認しながら説明するわけでなく、現在の私の感性で回答することが多い。 そのため、ときにはテキストと一致しないこともある。だからといって、テキストを変更しているわけではない。
技法の多くは、10年あまり前に 「レイキとの響き合いに役立つ」 と感じられる ものを取り入れ、その後も私自身が実践し続けてきたものである。
テキストに取り入れるに当たっては 「技法は、この通りにやらなければならない」 と硬直的に理解されないように、「技法はレイキと響き合うための呼び水にすぎない。自分に合うと思えるものを選び、自分の感覚を信じて自由に変えて良い」
と、解説している。
現在は、レイキと響き合うために何かをするということは少ないが、長く実践する中で、技法を私に合うように何度も変えて来た。それは、実践が深まるにつれて、そのレベルに合うものに変えた
(というよりも自然と変化した) にすぎない。
したがって、テキストに記載されたものが原点であり、人によって変化してもよいが、原点を変えることはない。
つまり 「テキストに収録した基本形」 と、「私個人の実践用である変化形」 の2つがあり、後者は私だけでなく 「それぞれの人に適した変化形」があるわけだ。
質問に対しては、このような説明をすれば分りやすいと思うが、懇親会など気楽な場での質問には、私個人の変化形を話してしまうので混乱することになる。
突然の質問に、進行役の方も戸惑われたと思う。
私が友人と一緒にレストランへ入ったとき、携帯で 「このような質問があった」 と連絡があった。以上に書いたような説明をすればよかったのだが、込み入った話は出来ないので、簡単に私の現在の認識を話してしまった。 これでは、私の説明をそのまま伝えても、納得が得られないだろう。
ということで、少し長くなったが真意を説明しておいた。
ところで、10月の終わりから11月にかけて予定されていたカナダのトロント訪問が、来年6月上旬に変更された。
これで、私の誕生日は国内で迎えることが出来るようになった。
これから、10月3日(土)〜4日(日)のセミナー資料作成にとりかかる。
オーストラリアから参加予定のカレンさん (NPO現代レイキネットワーク・オーストラリア理事長) の来日は延期されたが、スペインから一時帰国される方や、北は岩手・宮城から、南は鹿児島から参加予定で、新たな交流を楽しみにしている。
また、11月22日(日)、23日(祝)のセミナー会場は、芦屋市民センターが確保できたので、ひと安心である。
2009.9
現代霊気ヒーリング協会