つれづれの記(2007葉月)
♪ 2007,8,2
早くも、8月を迎えた。
前夜遅く帰宅したが、少し蒸し暑かったので、網戸だけを残して寝室の窓を開けて眠ったところ、北と東から吹き込んでくる強風で目が覚めた。枕もとの資料は散乱し、気温もかなり低くなっているようだ。
明日の昼過ぎの便で、神戸空港から北海道へ向うことになっているが、昨日台風5号が発生し、強い勢力を保って近づきつつあるという。
午前9時現在の予報では、「今夕から夜にかけて九州か四国に上陸し、3日の朝 いったん日本海に抜けた後、進路を変えて4日午後、北海道に接近すると見られる」
という。先月の芦屋交流会と同様、北海道交流会も台風の影響を受けそうである。
旭川、札幌では、レイキ関係者の皆さんと会えるのを楽しみにしているので、明日は順調に出発したいものだが、天候のことは自然に任せるしかないので、予定どおり訪問準備を進めている。
準備といっても、3日分の着替えと、簡単な資料程度なので、大したことはない。それに、書きかけの原稿と、気に入りの音楽を録音したデジタルプレヤー(正式名は知らないが)を持参することにする。
そう言えば、現在 “NPO法人現代レイキの会” で 「現代霊気法基本CD」 の制作に取りかかっているが、今日東京のスタジオで、マスタリング
(音量・音質・音圧の調整、ノイズの除去、その他の処理) が行われることになっており、星さんたちと合流するため田口さんが神戸空港から上京されることになっている。
今のところ九州地区以外の欠航はないようなので、支障はないと思われるが、CD制作も大詰めを迎え、良い作品に仕上がることを期待している。
♪ 2007,8,9
4日(土)の旭川交流会は約60名、5日(日)の札幌交流会はベビー達を含めて約40名の参加で、和やかに開催された。
3日の出発時には、かなりの風が吹いていたものの、台風5号は深夜のうちに日本海へ抜けたため、予定どおりの出発となった。
ホテルニューオータニ札幌に着いたのは、午後5時すぎだった。
JR札幌駅に近く、札幌〜旭川は特急で1時間半と便利なので、ここに3泊することになっている。チェックインの後、手ぶらで大通り公園を散策し、地下街の書店で2時間ほど立ち読みして、新刊書を2冊購入してホテルに帰る。
部屋に入って本を読み始めたが、出発前に軽い食事をしただけなのを思い出し、フロントで聞いて、近くのラーメン店に入る。店構えは日本料理店のようで、入口の扉の奥に中扉があり、奥の正面は厨房で5人位の姿が見える。
全体は土間風で、入口の右手にボックス席が4つ、奥にも10席程度のボックス席がある。客はまばらだが、1人客にはボックス席は利用させず、カウンター状の席に案内される。(以前は、空いているのにボックス席を使わせないのが気に入らず、そのまま店を出ることが多かったが、今は気にならなくなった)
カウンターは横並びに10人掛け程度の椅子席で、3列あるので、店全体では数十人の客を収容することができる。
メニューが豊富なので、あれこれ目移りするが、こんなときは店の名前がついた料理を注文する。味噌ラーメンだったが、久しぶりに美味しいラーメンを堪能した。
4日は、朝食の後、午前10時30分発の旭川行き特急に乗る。
正午に旭川駅へ着いたが、交流会は午後1時30分からなので、昼食を終えてから会場に向うことにする。昨夜のラーメンの味を思い出し、ここでもラーメンとコーヒーのセットを注文したが、あまり空腹を感じていないためか殆ど口に入らず、コーヒーを味わってから会場の「ときわ市民ホール」に向かった。
前回の旭川交流会から、5年くらい経っていると思っていたが、資料を見ると2,004年7月31日なので、満3年ぶりということになる。 「ときわ市民ホール」は前回と同じ会場で、その夏は非常に暑く、閉口した記憶があるが、今回はそれほどでもない。
この地区のメインマスターである吉田さん、今回の司会者・石橋さん、前回の司会者・山本さん、芦屋に来られた藤沢さん・武田さん・荒島さん・若手のホープ熊谷さんなどの各マスターの顔を見て、力強いものを感じた。
懇親会も盛り上がり、名残り尽きないものを感じながら、午後9時発の特急で旭川を後にした。
翌5日は、午後2時からの札幌交流会に先立ち、主催の山田さん・天野さんと、お2人が養成したマスターが1人ずつ、私を含めて計5人が、午前11時すぎにホテルへ集合し、一緒に昼食に出かけた。
会場には、芦屋にも東京にも長野にも、レイキの集りがあればどこへでも現われる神出鬼没の山本さんの姿があって、驚かされた。交流会は良い雰囲気でスタートしたが、参加者の一言が終わり、しばらく休憩して霊授が始まったとき、アクシデントが発生した。
女性マスターが、若い男性の前に立って霊授を始めた途端、その男性が 「このエネルギーは何だ!」 と、突然怒声を上げ、顔を歪めて意味不明の大声で怒鳴り始めた。一瞬、場の空気は凍りついた。
その男性は、マイクが回ったとき 「私のレイキの先生から、あなたのエネルギーは特別なので、独自のヒーリング技法を創った方がよいと言われた。現在、それを模索している」
という主旨の話をしていた。
私はすぐに、怒鳴り続けている男性の後方に立ち、両肩に手を置いて 「レイキの波動の場の中で、怒りのエネルギーを発散してはいけません」 と話しかけた。彼は私の方を向いて、比較的大人しい口調で
「先ほどの話では、先生だってよく怒っていたと言われたじゃないですか」 と言い返した。 「それは、レイキと出会う前の話です。 レイキを実践していれば、怒りとは無縁になって来ます。
しかし、皆さんが楽しんでいるこのエネルギーの場が苦しいようであれば、しばらく部屋の外で休まれてはどうですか」 と言ったところ、一瞬考えてから
「参加費を返してもらえれば、このまま帰ります」 という。
受付の女性から参加費を受け取って、彼はそのまま帰って行き、あとは何事もなかったかのように、交流会は淡々と進行した。レイキの高い波動を受けて、日頃押さえ込んでいた怒りのエネルギーが表面化したり、悲しくはないのに涙が止まらないという現象は珍しくない。また、異質のエネルギーに支配されていて、調和のエネルギーを受けると苦しくなる人も稀ではない。いずれにしても、レイキを受け続けることで自然に解消されて行く。彼にも、多くの人たちと一緒に、楽しむことが出来るようになってほしいものだ。
懇親会は 「青い空 流れる雲」 という、素晴らしいネーミングの、オーガニック・カフェを借り切って行なわれた。
木造の建物で、雰囲気も良く、食事はすべてオーガニック。 おいしいワインを飲みながら、楽しい時間があっという間に経過した。
今回の北海道訪問を通じ、3年前に比べて、旭川でも札幌でも、レイキが着実に根付いて来ているのを感じる。
毎年は無理としても、せめて隔年に北海道を訪問して、さらなる普及の広がりや、皆さんの成長振りに触れたいという思いが深まっている。
パソコンのトラブルで、しばらく更新できません。
現代霊気ヒーリング協会