♪ 2005,4,4
1日から上京し、2日に帰宅したが、次々と予期しない予定が入って多忙を極めている。
ようやく一段落したので、これから週末のセミナー準備にとりかかる予定。といっても、今月は参加者があまり多くないので、それほど時間はかからないと思う。
芦屋のセミナーは再受講に参加する人が多く、ここ数ヶ月、毎回20名近くの人が参加し、ときにはそれを超えることもあるので、直前に申し込まれても受け入れられるように、広い会場を確保している。
いつものように、セミナー直前に参加申し込みがあるかも知れないが、今のところ10名程度なので、再受講を考えている方は2〜3日のうちに連絡していただきたい。
今月は、北海道や静岡などから参加予定だが、とくに海外からの参加者はいない。その代わり5月は、ルーマニアやオーストラリアなどから、マスターの参加が予定されている。
別のページにも書いているが、 「初心の方は、できるだけ近くのマスターから習い、疑問があれば何度でも再受講すること」 をお勧めしている。遠方の方でも、どうしても芦屋でという場合はOKしているが、いくら
「再受講は無料」 と設定していても、何度も足を運ぶのは困難なので、できれば芦屋での受講はレベル3以上を勧めたい。
そのため、「他で1〜2を学んだ方が芦屋でレベル3を受講する場合は、1〜2を無料で再受講してからレベル3を受講する」 というシステムを取り入れて、同じレベルの受講料を二重払いしないで済む方式をとっている。
これは、レベル1〜2は 「健康になるための技法 (レイキヒーリング) を学ぶステップ」であり、健康で幸福な人生を構築するための基礎づくりの段階なので、現代霊気法以外でも良いから、近くのマスターから繰り返し学んで、考え方や技法をしっかり身につけてほしいということだ。
そして、レベル3は 「幸福になるための技法 (精神性の向上) を学ぶステップ」 なので、必要と感じる人は芦屋へきて頂き、人生の質 (クオリティ・オブ・ライフ)
を高めるために活用してほしいと思う。勿論、このステップも、近くのマスターから学ぶことが出来れば、よりベターに違いない。
ところで私は、レイキ法は臼井先生の教えに基づくもので、手当療法が目的ではなく、「手当療法は入り口、幸福になる (人生の価値を高める) ことが真の目的」
と、言い続けている。しかし、レイキを学ぶすべての人が、そのように考えなければならないということではなく、当面は手当療法の習得が目的であっても良い。
その場合でも、 「手当療法が終着点ではなく、さらに奥深いものがある」 と理解していれば、必要と感じたときはいつでも精神性向上への道を歩むことができる。
今年になって、遠地に住んでいる女性から 「近くのマスターを紹介してほしい」 という依頼があったので、紹介した。
そこで受講したものの、少し物足りなさを感じられたのか、「遠地ではあるけれど、息子をそちらで受講させたい」 という依頼があったので、受講を承諾した。
息子さんは、いろいろとを学んでおられる方のようで、休憩時間には皆さんに薀蓄を披露されていた。そして帰宅後、次のような内容のメールをいただいた。
「土曜日のセミナーに参加し、ある程度の経験者向けのセミナーであると感じました。臼井先生のもともとの考えがどうであろうと、霊気とどのように接していくかは、人生いろいろであって当然だろうと再確認しました」
つまり、この方は手当療法の能力だけを求めておられたようで、「臼井先生の元々の考え方がどうあろうと、そんなことは関係ない」 と言っておられるわけだ。そこで、折り返し次のように返信した。
遠路のところ、たいへんお疲れさまでした。
セミナーには、再受講の方が多数参加されますが、レベル1〜2は経験者向けでなく、初心者向けのセミナーです。
ただ、一度にすべてを覚える必要はなく、理解した範囲で手当療法を実践して、疑問や質問をいっぱいもって、何度でも再受講にこられることをお勧めしています。そのため、最初の段階は、繰り返し受講することのできる近くのマスターから学ぶことをお勧めしているわけです。
また、「
臼井先生のもともとの考えがどうであろうと、
霊気とどのように接していくかは、自分で選択すればよい」 というのは、そのとおりです。しかし霊気を学ぶ以上、臼井先生の根本の思想をきっちりと理解しなければ、霊気を学んだとはいえません。どのように接し、どのように活用するかは、学んだ後の問題です。
山の頂上をめざすのが本来の霊気であるとすれば、現代レイキはその本質を正しく伝えようとするもので、案内書に書いてあるとおりです。学んだ結果、「私は山の裾野まででよい」
という人がいても構いませんが、最初から 「山の裾野が目的地である」 などと伝えることは出来ません。
再受講の方が多数参加されていたのを、どう感じられたでしょうか。その人たちは最初から 「ある程度の経験者」ではなく、あなたと同じ立場からスタートされました。そして、学びを深めるために、繰返し参加されています。
結局は、あなたの言われるように 「人生いろいろであって当然」 ということになるでしょう。ただ、それを再確認しただけに終っては勿体ないと思いますが、それもまたあなた自身の選択です。
学ばれたことを十分に実践され、機会があれば再受講に来られることを期待しています。
♪ 2005,4,11
9日(土)〜10日(日)で、今月の定例セミナーが無事終了した。
1日目は別館の講義室だったが、2日目は本館4階の部屋から、芦屋川沿いの満開の桜を見下ろしながら、汗ばむような日差しの中で開催した。これで、今月の行事は17日(日)の交流会だけとなり、あとは著作の完成に向けて集中することができる。
ルーマニアの熊ちゃんから、ビザが取れたという連絡があり、5月上旬の来日が決定した。それまでに原稿が完成していれば申し分ないが、さてどうだろうか。
朗報としては、メキシコ訪問が延期になったこと。朗報というのは変な表現だが、1月中旬から下旬にかけてメキシコの予定が入っていたため、交流会を繰り上げたり、1月の行事をすべて2月と3月に繰り越したりと、厳しいスケジュールを強いられた。その後、5月に日程が変更された時点で連絡がつかなくなり、他の行事にも支障が生じるなど、振り回され続けていたので、正直なところほっとしている。
2ヶ月半ぶりにスペイン霊気協会のアントニオ会長から連絡が入り、「インドへ行っていたので、メキシコの世話役と連絡がつかず、返信できなかった」
ということだ。
メキシコは10月開催を希望しているというので、「11月上旬にパリでの国際行事が決定しているため、10月は無理。自然な形で準備ができるまで、見送りにしてはどうか。その代わり、パリの行事が終ってから、フォローのためにマドリッドへ行っても良い」
と提案したところ、この線で検討しようということになった。スペインには66名 (スペイン語圏全体では約100名) の現代レイキマスターがいるので、機会があればフォローを考えなければならない。フランスとスペインは近い上に、マドリッドはすでに2回の訪問でお馴染みの土地なので、こちらの方が心強い。
♪ 2005,4,19
今月の交流会参加者は41人、おなじみのデュエンさんの他に、アメリカの女性マスターが参加された。
ここでの出会いを楽しみに参加される方も増え、本当の意味での交流会となりつつある。それに、固定された顔ぶれでなく、いつも新しい参加者があるのも嬉しいことだ。
このHPを立ち上げてから約3年半になるが、いろいろな方からメールでの質問が入ってきている。
気軽に返信していたが、ネットサーフィン中に、あるサイトで次のような表示を目にした。
ご質問を頂く際には必ず、「氏名・住所・電話番号」をご記入下さい。ご記入のない場合は、ご相談をお受けできません。
そういえば私の場合、どこの誰からとも分からない人に、時間をかけて返信していることが多いのに気づいた。
あまり気にかけていなかったが、チェックしてみると質問者の名前のないものが多く、記載されていても 「こんにちは、吉田と申します」と、どこの吉田さんか分からない人や、 「関東現代レイキ交流会に参加したことがある者です」
「癒しの現代霊気法を読みました」 とか、いきなり 「教えてください」 「質問があります」などというものもある。
考えてみれば (考えるまでもなく) 真剣に質問しようと思えば、きちんと自己紹介するのが礼儀だろうと思う。
そう思っているところへ、次のようなメールがきた。
【私はレイキ歴4ヶ月、母(喘息)への遠隔を始めて3ヶ月です。「癒しの霊気法」読ませていただきました。最近、別の文献で、レイキをするとクンダリーニが 上がるという話を知りましたが、私も最近、ぶつけてもいない尾てい骨が痛み、他にもクンダリーニ症候群といわれる症状があてはまります。レイキ関連の本はクンダリーニという言葉が出てこないものがほとんどですが、相互関係がないということでしょうか? それとも発霊法、あるいはアチューメントをするこ とで、エネルギーラインが整い、クンダリーニが上がっても心配ないということなのでしょうか? クンダリーニ自体が危険を伴うということを知り不安です。今 までどうり、安心して楽しく、母にレイキをしたいのでメールしました。 】
文章自体はしっかりしているが、例によってどこの誰か分からない。そこで、次のように返信した。
【こんにちは。問い合わせをいただきましたが、回答が必要な場合は 「氏名・住所・学んだ段階」 を記入して、自己紹介してください。どこの誰か、不明な問い合わせには回答しておりません。】
それから5日経過したが、返信はない。名前を名乗ってまで質問したくないということなのだろうが、いままで無駄な返信をしていたのかも知れない。
堺のUさんから、久しぶりにメールをいただいた。
【お元気でしょうか? 妊娠中には、よく芦屋の研修会に出席させていただき、ありがとうございました。いま、息子も9ヶ月になります。育児中のため、なかなか時間が取れなくて、レイキがせあまり出来ていないのですが、赤ちゃんにレイキをしてあげるなら、どのような方法がよいでしょうか。何かアドバイスがあれば、お願いします。またセミナーにも参加したいです。】
記録をみると、昨年5月のセミナーに参加されている。
大きなお腹で参加されており、堺から芦屋までの往復で、転んだりしないようにと気遣ったものだが、順調に成長されているのは喜ばしい限りだ。赤ちゃんは、現代レイキに縁のある10数人目の「レイキベビー」ということになる。
早速、次のように返信した。
【花の盛りが過ぎ、公園の枝に残った桜の花びらが風に舞っています。赤ちゃんは、もう9ヶ月ですか。可愛い盛りでしょうね。幼児はじっとしていないので、なかなか手を当てることが困難です。
もし、痒いところや、爛れのある箇所があれば、少し離れたところから、オーラ浄化の要領で (ただし、オーラ浄化よりも早く) 手をすべらせて、何度もマイナスエネルギーを流すことが効果的です。また特に症状がない場合でも、頭から足の方向に、手から出るレイキで、エネルギーの流れを促進するのが有効です。
嫌がらなければ、両手で軽く頭を包んだり、体全体を掌で軽くさすりながらエネルギーを導いても結構です。いろいろとやっているうちに、喜ぶことと、嫌がることがハッキリしてきますので、喜ぶことだけをしてあげてください。
都合がつけば、またセミナーや交流会に参加してください。】
♪ 2005,4,26
このところ、著書の原稿がはかどっている。
といっても、大切な部分にさしかかっているので、1日に1ページしか進まない日も多いが、確実に進行しつつある。HPの作成と同じで、直接パソコンに向かって作業しており、毎日10時間以上画面を見ることになるので、かなり疲れていると思われるが、あまり自覚症状はない。
23日に、ウイルスバスターによる大きな障害が発生したようだ。ウイルスを防御するためのソフトの不具合で、ウイルスに感染したのと同じような障害が出たというのだから酷い話だが、パソコンは便利な反面、いつ障害が起こるかもしれないという危険をはらんでいる。ブロードバンドで常時接続にしているため、危ないところだったが、たまたまインターネットの不調で接続が切れていたため、難を逃れることができた。
先日はとつぜん再起動不能になり、一時は200ページに近い原稿の再入力が必要と思われる状況が発生した。
現在は220ページを超え、残り30〜50ページ程度に漕ぎつけているので、入力のつど丹念にプリントアウトし、パックアップも確実に行なうようにしている。しかし、のどもと過ぎれば何とやらで、すぐに手を抜く悪い癖があるので、気をつけなければならない。
尼崎市のJR福知山線で、25日に発生した快速列車の脱線事故は、思いもかけない大惨事となった。
同じ兵庫県ということで、多くの方から見舞いのメールをいただいた。被害の全体像はまだはっきりしないが、発表された犠牲者の名前の中には、知人はいないようだった。しかし、被害者に20歳前後の若い人たちが多いのは痛ましい。
亡くなられた方たちの冥福を祈り、まだ車内に残されている人たちの救出や、怪我をされた方たちの早い回復を祈って、レイキの光を送りたい。