♪ 2015.3.3 弥生3月に入り、今日はひな祭りの日である。 6日は「土の中で冬ごもりしていた虫が這い出る」という意味の啓蟄(けいちつ)、18日が彼岸の入り、21日が春分、と続く。 寒暖は一進一退を繰返し、地域によっては大雪に見舞われるところもあるが、「今月は高い気温が予想されるので、桜の開花は全国的に早めか、または平年並みになる」という開花予報である。 川沿いや公園の木々を見ても、春はすぐ近くまで来ていることを実感する。 先月21・22日の芦屋セミナーが終わり、懇親会も無事終了した翌日、それを待っていてくれたかのように近親者が亡くなった。しかも、私が病院に着いて1分後に、眠っているような安らかな表情で息を引き取った。 あっという間に10日間が過ぎ、今月1日の「縁者送別の儀」で一段落したが、その間ずっと明るく軽く温かい、安らぎの波動が感じられて、安堵している。一抹の寂しさはあるが、悲しさは全くない。 生命は永遠に続くことは分っているが、この世での今回の生は一度だけである。そして、寿命はいつ終わるかを知らされることはない。大切なことは、何歳まで生きたかではなく、どのように生きたか、そこで何を得たかということだろう。 まもなく、東日本大震災の起こった11日がやってくる。 あらためて、宇宙平安の祈りを送りたいと思う。